毛の仕組み・知識

毛の基礎知識・仕組み

 

人間には皮膚全体に100万本から150万本の毛が生えているといわれています。大きく分けて毛の皮膚より出ている部分を毛幹、皮膚の中の見えない部分を毛根といいます。重要な部分として毛根の最下部は、球状に膨れているので、毛球と呼ばれています。

 

ではその他の部分も含めて説明していきましょう。

 

 

毛幹

皆さんが目に見えている髪の毛の部分を毛管といいます。

 

毛根

この部位の名前もよくCMなどで聞きますね。毛根は毛の付け根ではなく、皮膚のなかに入っている部分の総称です。

 

毛球

毛根の奥深くの末端部で球状にふくれた部分で、この部分には毛母細胞部分や毛乳頭があります。

 

毛乳頭
毛根の奥末端部にあるくぼんでいる部分。この毛乳頭には神経や毛細血管が集中していて、ここから毛の成長に必要な栄養素を取り入れます。この毛乳頭を破壊しない限り毛は再び生えてきます。逆に永久脱毛などを行う場合、ここの細胞を破壊して毛を生えなくすることができます。

 

 

毛孔
毛穴とも呼ばれ毛が皮膚内から目に見える部分の穴のこと。

 

毛包

毛根の周囲を取り巻いている組織で、皮膚の中で毛髪を支え、毛髪を産み出している重要な部分です。箇所によって毛孔近くの上部毛包、中部毛包、毛乳頭付近の下部毛包の3つに分類されます。

 

毛母細胞

毛乳頭から栄養源をもらい、この毛母細胞の部分が分裂することによって髪が伸びる、成長します。

 

皮脂腺

すべての毛に存在する汗腺です。

 

アポクリン汗腺

少し粘液質の汗を分泌し脇毛や陰毛など限られた毛に存在する汗腺で、わきがの臭いの原因になることもあります。

 

以上のように毛は様々な重要なパーツによって形成されています。
このような毛の仕組みを理解することも、むだ毛の脱毛を行う際に知っておくと役に立つと思います。